四国地方はその名の通り、伊予(愛媛県)・讃岐(香川県)、阿波(徳島県)、土佐(高知県)の四つの国で出来ています。どこも風光明媚でイベントも盛りだくさんな四国♪
夏には日本最後の清流“四万十川”で水遊びをしたり、四国カルストの牧歌的な風景を楽しんだり。また、勇壮な秋祭りは絶対見逃せません! 日本最古の温泉“道後温泉”も外せないですよね~。
そんな楽しい季節を過ごすには、乗り越えなくてはならないのが「梅雨」!
今回は2024年の四国地方の梅雨入りと梅雨明けの時期について予想してみたいと思います!
目次
平年の四国地方の梅雨入り・梅雨明けはいつ?
平年の四国地方の梅雨入り、梅雨明けの時期はいつくらいなのでしょうか?
過去の気象庁のデータを調べてみると、平年の四国地方の梅雨入りは6月5日ごろ、梅雨明けは7月17日ごろとなっています。
2024年 四国地方の梅雨入りは5月25日から6月8日くらいの予想!
過去の四国地方の梅雨入り時期のデータから予想すると、2024年の四国地方の梅雨入りは5月25日から6月8日の間くらいになると予想できそうです。
気象庁が発表している1951年から2023年までの73年間のデータを参考に、2024年の四国地方の「梅雨入り」の時期を見てみると、、、
過去73年間で一番早い四国地方の梅雨入りは5月12日ごろ。逆に一番遅い梅雨入りは6月21日ごろとなっています。
データ出典:気象庁 1951年以降の梅雨入りと梅雨明け(確定値):四国地方
ほぼ1ヶ月の開きがありますが、6月20日以降の梅雨入りは過去72年間において僅か3回しかありません。また、梅雨入りの時期が僅かに早まってきている傾向が見られるので、2024年も6月20日以降に梅雨入りする可能性は低いといえるでしょう。
逆に5月20日ごろに四国地方が梅雨入りしたのは過去5回。しかも、ここ30年では10年に一度の割合で5月20日ごろに梅雨入りしています。
ちなみに過去73年間の梅雨入りの平年時期は6月5日となっていますが、ここ10年の平均値は6月4日となっており、梅雨入りが早まっていることがお分かりいただけるかと思います。
2024年 四国地方の梅雨明けは7月13から7月28日くらいの予想!
梅雨入りすれば、次に気になるのが梅雨明け!
四国地方は梅雨入りが早まっているということは、梅雨明けも? とお思いの方も多いでしょう。
過去の四国地方の梅雨明け時期のデータから予想すると、2024年の四国地方の梅雨明けは7月13日から7月28日の間くらいになると予想できそうです。
2024年の四国地方の梅雨明け時期を予想する際に参考にした、気象庁の73年分のデータはこちらです!
データ出典:気象庁 1951年以降の梅雨入りと梅雨明け(確定値):四国地方
過去73年間で四国地方が一番遅い梅雨明けを迎えたのが、1954年の8月2日ごろ。とは言え、四国地方が8月に梅雨明けしたのは、過去73年間において後にも先にもこの1回のみ! 2024年も8月に梅雨明けすることは確率的にまずないと言えるでしょう。
それでは、逆に梅雨明けが一番早かった時期は?
それは7月1日ごろ! さすがに6月の梅雨明けはありませんが、7月上旬の梅雨明けは16回と決して無視できない回数となっています。
グラフを見ると梅雨明け時期の平均を表す黒い線が右肩上がりになっていることから、四国の梅雨明けの時期は遅くなっている傾向があることがわかりますね。
というワケで、2024年の四国地方の梅雨明けは例年よりも遅くなると可能性が高そうです。夏休みの初めは天気がぐずつくと思われるので、お出掛けの際には折りたたみ傘をお持ちくださいね~。
四国地方の梅雨期間の傾向は?
四国地方の気候は、愛媛側(瀬戸内海)と高知側(太平洋)では違ってきます。四国地方を横たわる四国山地が気候を分けているのです。
高知では台風が猛威を振るっているのに、愛媛では大した被害もなく……なんてことも。
そんな四国地方の2024年の梅雨期間の傾向はどうなるでしょうか?
気象庁発表による過去32年間で梅雨の期間が一番短かったのは1964年の20日間。これは梅雨明けが一番早かった年でもあります。逆に梅雨の期間が一番長かったのは68日間となっています。
過去73年間の梅雨の期間の平均は43日間。
2024年の梅雨の期間は40日から55日程度になると予想できるでしょう。
気になるのは四国地方の瀬戸内海側と太平洋側の梅雨の傾向の違いですが、実はどちらも梅雨の時期は大きな気候の差が見られません。実は梅雨明け後がポイント! 高知側は梅雨明け後も太平洋からくる暖かく湿った空気と四国山地の影響で降水量が多めですが、瀬戸内側は逆に雨が少なく快晴が続く傾向があります。
まとめ
2024年の四国地方は、梅雨入りは早め、逆に梅雨明けは遅れる可能性が高くなっています。
長梅雨は憂鬱ですが、実は四国地方――特に瀬戸内海側の地域にとって、梅雨はまぎれもなく“恵みの雨”。降水量が少なく水不足に悩む夏を前に、水を確保するためにもなくてはならない存在なのです。